エコダンスその1 すべてのスポーツで「ハーイ肩の力を抜いてー」と言われる事が多いと思います。力んで良い結果が出るスポーツは少ないと思います。 皆さん歩くときは、力まずに歩けます。それが踊りとなると人が変わります。 ハンドルを握ると人が変わるとか良く言いますが、その通りですね! ハンドルの話でついでに言いますと、ハンドルには<遊び>が有ります。 ハンドルを動かすとタイヤが動く、これは当たり前の事ですが、ちょっと回しただけではタイヤは動きません。これが<遊び>です。遊びが無いと危ないです。すぐにハンドルがきれるレーシングカーのようです。 いきなりハンドルをきると相手はびっくりします。 相手に心の準備をさせるために、下半身の関節をゆるめたり、脚を動かす前に少し回転させたりします。車の遊びのようにです。この合図があるから相手は準備ができます。これで、体を固めないで滑らかに動きます。 ダンスも元々遊びです!?・・・
エコダンスその2 もう一つ車で例えると「サイドブレーキを引いたまま走るとアクセルをふかしても走らないなー」と思った事はありませんか? ダンスもバランスを壊すとフットブレーキが働きます。前進やPPで一歩でると前に倒れたりします。この時フットブレーキが掛かります。ですから体を動かそうと思ってもなかなか動きません。バランスを壊さないように中間バランスで立って、前進した足の上を、体が通過する様なイメージを持つと音もなくスムーズに体が動きます。ムダが無くなります。
エコダンスその3 テレスピン等で女性を振り回す人がいますが、これも疲れます。男性は女性を動かす事をリードと勘違いして、相手を抱え込んで振り回し、反動で振り回され、「重たい」と言います。女性にもチャンと足が有りますので、自分で動けるはずです。男性は自分は動かずに、相手だけを動かそうとします。これが重たい原因です。自分が動けば、相手はそれについてきます。
最後に ホールドは固めず、力まず、上体は天から吊られた感じで、下半身は地球の芯から引っ張られた感じです。これで芯ができます。芯ぶれを起こさないように!スイングダンスは高いところから振り下ろした結果、そのエネルギーで振り上がります。上昇したところで固めると次のロアがスムーズに行きません。振り上がりはエネルギーを解放して下さい。振り子の原理をもう一度思い出して下さい。 タンゴも<力強く>のイメージがありますが、力んでしまうと動きが悪くなります。リンクの時は力んで止めるより、振り抜くつもりの方が力まず、次のステップが上手く出来ます。それから一歩一歩動きを止めながら動く人がいますが、これではタンゴ特有のキレがありません。<スーッと動いてピタッと止まる>この差がタンゴのキレになります。どうかサイドブレーキを引きながら踊らないように心がけて下さい。 力まず、固めず、遊び心でエコダンスです!
宮本武蔵は熊本市の金峰山中腹の、霊巌洞という洞窟の中で「五輪書」を書きました。解説書を読むと、非常にダンスに為になる事が書いてあります。それだけでなく仕事に対する心構え等、色々為になります。みなさんも一度読んでみては如何ですか。以下、特にダンスの為になる事を6つ書いてみました。