モリノダンススタジオ

〜モダン&ラテン/熊本県熊本市のモリノダンススタジオ〜ワルツ・タンゴ・ルンバ・サンバ・チャチャチャなど。初心者〜上級者まで

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ダンスの心得
このコーナーはダンスの為になる名言や、その他色々、
つれづれなるままに書いてみました。
あせるな・ひがむな・くさるな・おごるな・おこたるな ぶっきょうのいましめ
17. 「エコダンス」のススメ
 最近はやりのエコとは<ecology>生態学と言う意味ですが、生態系を壊さない、環境にやさしい、地球温暖化防止のためのCO2削減とか、車のガソリンも無駄に使わない、太陽光発電、水の無駄使いを無くそうとか色々あります。

一方<economy>もエコと言い、こちらは経済の事です。経済の発展は大事ですが、環境破壊を起こさないで発展する事が大事です。

 さて本題のエコダンスですが、どうすればエコダンスになるか?
  ☆環境に優しいダンスとは?
  ☆ムダ、ムリの無いダンスとは?
  たとえば
 1. 力強く見せるために力を入れて踊る。
 2. ホールドを壊さないようにと思い、ホールドを固める。
 3. 相手をハンマー投げのように振り回す。
 4. 前に倒れ、後ろに倒れバランスを壊し相手を押す、又は引っ張る、
   ついでにぶら下がる。

このような事をしなければ、環境に優しい、ムリ、ムダのないエコダンスに繋がると思います。

エコダンスその1

すべてのスポーツで「ハーイ肩の力を抜いてー」と言われる事が多いと思います。力んで良い結果が出るスポーツは少ないと思います。
皆さん歩くときは、力まずに歩けます。それが踊りとなると人が変わります。
ハンドルを握ると人が変わるとか良く言いますが、その通りですね!

ハンドルの話でついでに言いますと、ハンドルには<遊び>が有ります。
ハンドルを動かすとタイヤが動く、これは当たり前の事ですが、ちょっと回しただけではタイヤは動きません。これが<遊び>です。遊びが無いと危ないです。すぐにハンドルがきれるレーシングカーのようです。
いきなりハンドルをきると相手はびっくりします。
相手に心の準備をさせるために、下半身の関節をゆるめたり、脚を動かす前に少し回転させたりします。車の遊びのようにです。この合図があるから相手は準備ができます。これで、体を固めないで滑らかに動きます。
ダンスも元々遊びです!?・・・


エコダンスその2

もう一つ車で例えると「サイドブレーキを引いたまま走るとアクセルをふかしても走らないなー」と思った事はありませんか?
ダンスもバランスを壊すとフットブレーキが働きます。前進やPPで一歩でると前に倒れたりします。この時フットブレーキが掛かります。ですから体を動かそうと思ってもなかなか動きません。バランスを壊さないように中間バランスで立って、前進した足の上を、体が通過する様なイメージを持つと音もなくスムーズに体が動きます。ムダが無くなります。


エコダンスその3

テレスピン等で女性を振り回す人がいますが、これも疲れます。男性は女性を動かす事をリードと勘違いして、相手を抱え込んで振り回し、反動で振り回され、「重たい」と言います。女性にもチャンと足が有りますので、自分で動けるはずです。男性は自分は動かずに、相手だけを動かそうとします。これが重たい原因です。自分が動けば、相手はそれについてきます。


最後に

ホールドは固めず、力まず、上体は天から吊られた感じで、下半身は地球の芯から引っ張られた感じです。これで芯ができます。芯ぶれを起こさないように!スイングダンスは高いところから振り下ろした結果、そのエネルギーで振り上がります。上昇したところで固めると次のロアがスムーズに行きません。振り上がりはエネルギーを解放して下さい。振り子の原理をもう一度思い出して下さい。

タンゴも<力強く>のイメージがありますが、力んでしまうと動きが悪くなります。リンクの時は力んで止めるより、振り抜くつもりの方が力まず、次のステップが上手く出来ます。それから一歩一歩動きを止めながら動く人がいますが、これではタンゴ特有のキレがありません。<スーッと動いてピタッと止まる>この差がタンゴのキレになります。どうかサイドブレーキを引きながら踊らないように心がけて下さい。

力まず、固めず、遊び心でエコダンスです!

16. 「身体がゆるむと、心もゆるむ」
「すべてはゆるむこと」 高岡英夫は語るより

身体がゆるんでくると、誰もが「心地良い」って漏らすように、気持ちや心もゆるんでくると心地良い。 健康な赤ちゃんは身体も柔らかいけど、頭も心も柔らかいでしょう。
身体が柔らかいと、頭も心も柔らかくゆるんできます。身体がゆるんでないと、心もゆるまないし、心がゆるんでないと、多くのものを許容できません。許せないんですよね。「許容」って「許す」、「容れる」と書きますけど容積が広いという意味になります。身体の内部が固まっていたら、入るものも入らない。ゆるんで、自由に動き回れるから許容できるんです。
女性がよく言う言葉「あの人は生理的に嫌い」。若い人から「切れた」と言う言葉を聴きます。多分身体の硬い人でしょう。硬くしていると、許容できなくなるから「生理的に嫌」又は「切れた」となるのです。
相手を許容できないと、逆に、相手とのちょっとした差が、ものすごく嫌なんですよ。自分も硬くて相手とのちょっとした差も、相手の硬さとして不快に感じるからですね。
「身体をゆるゆるに柔らかくして他人を許そう!」キリストみたい。
私もそうなりたい。
15. 世界のスーパースター達の立ち姿が、スーッと天に向かって伸びるように美しいのは、
太ももの後ろ側をしっかり使った立ち方をしているからである。
「激しい運動をした時、筋肉痛になるのは太ももの前側ですか?後ろ側ですか?」
そう聞かれたら、多くの日本人が「太ももの前側が筋肉痛になる」と答えるでしょう。しかし武道、スポーツ界に限らず、世界のトップクラスの選手達は、太ももの前側が筋肉痛になるような動きをしていません。太ももの後ろ側に頼るほうが、はるかにレベルの高い動きができるのです。
ダンスも同じでつま先で立つ時も太ももの後ろ側(ハムストリングス)を意識して立って下さい。後ろ側を意識すると筋肉が柔らかく使え硬くなりません。
PPで前傾しすぎて倒れこみながら動くと太ももの前側(大腿四頭筋)が硬くなるのが分かると思います。膝を痛めるもとにもなるのでこのような使い方をなるべくしないように注意しましょう。

宮本武蔵は熊本市の金峰山中腹の、霊巌洞という洞窟の中で「五輪書」を書きました。解説書を読むと、非常にダンスに為になる事が書いてあります。それだけでなく仕事に対する心構え等、色々為になります。みなさんも一度読んでみては如何ですか。以下、特にダンスの為になる事を6つ書いてみました。


14. 太刀にかはる身といふ事、身にかはる太刀ともいふべし
宮本武蔵 五輪書 第二章 水之巻より

身を太刀より進めるくらいないと、人は斬れない。
戦うのは自分自身である。武器は戦いをより有利に展開するための道具にすぎないのだ。それゆえ、まず我が身を敵の前に進める。これくらいの心構えができて初めて、太刀を自分の体の一部のように自由自在に使いこなす事が出来るということなのである。へっぴり腰では人は斬れない!
ダンスも同じことが言えます。ただ手と足だけで踊っていませんか?
足は体を動かす道具です。主役は体です。ボディを使って踊りましょう。

13. 観見二つの事、観の目強く、見の目弱く
宮本武蔵 五輪書 第二章 水之巻より

「見る」力より「観る」力に磨きをかけよ。
「見の目」とは、私たちが普通に、目で物を見ること。「観の目」とはいったい何か?それは心の目で観ることなのだ。カッコ良いー! 
ダンスでただ見た目を真似すると失敗します。どういう風にするとそのように見えるか?やっている事を真似せよ。No.5参照類似

12. 何時にても、役にたつやうに稽古し
宮本武蔵 五輪書 第一章 地之巻より

実戦の役にたたない稽古、目的を失った稽古は意味がない。
また、教える側も常に実戦に役に立つことを教えるよう心がけねばならない。
ただ練習するだけでなく、目的・テーマを決めて練習することです。

11. 陰陽とて、右ひだり右ひだりと踏む足也
宮本武蔵 五輪書 第二章 水之巻より

太刀をつかう時の足運びも、普通に歩くときのようにする事が大切。
一番重要なのは「陰陽の足」と言う事。つまり右左、右左とバランス良く踏みしめる事です。決して片足だけに負担がかかるような事があってはならないと言う事。

10. 常の身を兵法の身とし、兵法の身を常の身とする事肝要也
宮本武蔵 五輪書 第二章 水之巻より

戦時の身のこなしを平時のものと同じにせよと言う事で、まず姿勢が大切。
顔はうつむかず、あおむかず、曲げず、目はきょろきょろさせず、顔にしわを寄せずetc.
おだやかな顔つきで、首は後ろの筋を真っ直ぐ保ち、肩から全身の力の入れ方を同じにする。両方の肩を下げ、背筋は真っ直ぐにetc.
これをいつもやっていたらダンスが上手くなるはずです。
姿勢を直すのは私生活からです。 

9. 千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とす
宮本 武蔵 五輪の書より

NHKで武蔵が放映されました。武芸だけでなく、茶、絵画、彫刻と色々な特技が有ったようです。武蔵の肖像画を見たことがあると思います。二刀流を構えていますが、肩の力が抜けて正に自然体です。
8. 夢とはただ見るだけのものではない。
   夢は、夢を叶えようとするその人の心意気だ!
 松本 幸四郎
新聞に載っていました。いい言葉だと思ってすぐにメモしました。
夢を叶えたいのは誰でも同じですが、それを実現しようと努力する事が大切です。取りあえず身近な目標を決めて努力し、少しずつ夢に近づくのが良いと思います。
日頃の努力あるのみです。自分に言い聞かせています。
7. 息、呼吸をしながら踊りましょう
皆さん緊張のあまり息を止めて踊っていませんか?息を止めて踊ると体は硬くなり、また乳酸がたまり、疲れやすくなります。
呼吸法とよく言います。太極拳も呼吸法を取り入れています。女性の皆さん、遥か昔ヒッヒッフーと呼吸法を学ばれた方もいらっしゃるでしょう?

ではダンスではいつ呼吸をすればいいのでしょう?基本的にモダンではライズの時に吸って、ロアーの時に吐きます。解らない時は、両方やってみれば良いでしょう。逆をすれば気分が悪くなるはずです。ならなければどちらでも良いと思いますが、カップルで良い踊りをする為には、呼吸が合わなければいけません。
余談ですが、息を吐かなくなった時「息を引取る」と言います。
競技選手諸君へ
6. ジャッジは選手を落とす事は出来るが、上手くなるのを止めることはできない
誰の言葉か忘れましたが、良い言葉です。コンペで落とされても、練習を積んで上手くなれば、そのうち良い結果が出るでしょう。
5. 見えたものを真似するな やっている事を真似せよ
  見える事と、やっている事は100%違う!
女性のボディの状態でよく「上手い人はこんなに反っている」と言って真似をする人がいます。踊ってみると、バックバランスで踊れたものではありません。
上手い人は体幹部(ボディ)の骨格の造りを利用して、胸までを前方に保つ事で胸から肩までが後方に引けています。これが見る人には、反り返って見えるのです。
見えたものをそのまま真似したら失敗する事がほとんどです。 
4. リードとは己が動く事と見つけたり
よく男性はリード、女性はフォローと言いますが、男性はどうやって女性を動かそうか?どうやって連れて行こうか?
と手で引っ張ったりしていますが、相手の事ばかり考えて自分は動かないで、相手を動かす事に必死です。
動きたいのに、男性が邪魔になって動けない女性を見かけます。
リードとは自分の重心の移動により、相手に動きが伝わるのです。
小さな親切、大きなお世話!
3. 踊りは車のごとく?
「ロールスロイスのように静かに」とよく聞きます。

私もよく言いますが、ロールスロイスに乗った事は有りません。多分大きな音もなく、静かにスーッと動いて行くと思います。
クイックステップでよくドタバタと音を立てながら踊っている人を見かけます。音を聞いただけで大体その人の技量が分かります。足首・膝・股関節の3ヶ所を柔らかくバネにして踊れば音がしないのに、固めて飛んだりするので音はするし、相手にショックが伝わり踊りにくいでしょう。下半身は車の足回りと同じようにクッションをきかせて、ソフトに踊りましょう。
2. 歩く姿を見ただけで、ダンスの技量が分かる。
人は歩く以上に美しく踊る事は出来ないのだから
マーカスヒルトン 元モダン世界チャンピオン

「歩く延長線上にダンスがあるのだから、歩ける人は踊れる」とよく言います。普通歩く途中に中間バランスの状態が有ります。踊る時もこのバランスを大事にすると良いのですが、足を動かす事に集中して、重心移動が上手く出来ず、前に倒れたり、バックバランスになったり色々です。ルンバのウォーク、タンゴのウォーク、いずれも基本中の基本です。よく日本人は歩き方が下手だといわれます。太ももの後ろにハムストリングスと言う筋肉があります。
これを使って歩く練習をしましょう。
コンペの時もフロアに一歩入った時からが勝負です。
1. 勉強と練習は違う!?
理論的にアーダ、コーダと考えるのが、勉強。
何回も繰り返し、繰り返しやるのが練習。
前者が頭の体操。後者が体の体操。


頭の体操だけで、自分は上手くなったと思っている人がかなりいると思います。頭で解っても体は全然解っていません。やはりダンスは体で覚えるものです。繰り返し練習して体得してください。
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